日野町少年センターは、少年の非行防止、健全育成のため、さまざまな活動を行っています。
令和6年度少年センター活動方針
街頭補導活動
少年の非行を未然に防ぐために、少年補導委員会や警察署と連携し、「愛の声かけ」や下校時のパトロールを行い、少年の見守り活動を行っています。
また、登校時の「朝のあいさつ運動」を小学校、中学校で行っています。
有害環境浄化活動
滋賀県青少年の健全育成に関する条例の基づき、青少年の健全な育成を阻害する恐れのある有害環境から青少年を守るため、青少年に有害な図書・DVD・玩具等の販売店を訪問し、啓発指導にあたっています。
広報啓発活動
・「少年センターだより」の発行(年4回)
初発型非行防止や薬物乱用防止など地域の皆様や家庭が青少年の問題に関心を持っていただけるように「少年センターだより」を発行しています。
・「青パトだより」の発行(年3回)
小学生向けに「青パトだより」を発行し各小学校で掲示しています。
・薬物乱用防止教室の開催
近年、覚醒剤、大麻、危険ドラッグ等の違法薬物の乱用が拡大し、それに手を染める青少年の低年齢化傾向が進んでいます。
薬物乱用による心身への影響、依存症、疾病との関連、社会への影響などについて理解を深めてもらうため、町内の小学校、中学校、高等学校で薬物乱用防止教室を開催しています。
大切な自分を守るために、「薬物乱用はダメ。ゼッタイ。」
・麻薬・覚醒剤・大麻乱用防止運動
~10月1日から11月30日~
薬物乱用は、乱用者個人の健康上の問題にとどまらず、各種犯罪の誘因など公共の福祉に計り知れない危害をもたらすものです。
我が国では、大麻事犯の検挙人員は8年連続で増加し過去最多を更新しています。特に30歳未満の若年層における大麻事犯の検挙人員は大麻事犯の検挙人員全体の約7割となり、深刻な問題となっています。
薬物乱用を未然に防止するため、特に青少年を中心に薬物乱用の危険性や有害性を正しく理解させなければなりません。
・青少年非行・被害防止滋賀県強調月間 ~7月1日~7月31日~
滋賀県では、学校が夏季休業に入る7月を「青少年の非行・被害防止滋賀県強調月間」と定め、青少年の非行と被害に対する共通の理解と認識を深め、青少年はもとより、社会全体が規範意識を高め、社会環境の浄化を図るため関係機関・団体・地域住民等が協力・連携しながら啓発を行っています。
重点施策
・インターネット・SNS利用にかかる子どもの非行・被害防止対策の推進
・不良行為および初発型非行防止対策の推進
日野町では、月間期間中フレンドマート日野店に啓発コーナーを置き、被害防止の呼びかけを行うとともに店内放送も行っていただきました。
月間期間中には、高校生ボランティアや日野町青少年育成町民会議、東近江警察署と合同で街頭啓発を行っています。
・子ども・若者育成支援推進強調月間 ~11月1日から11月30日~
子ども・若者は、家族にとっても、大きな可能性を秘めたかけがえのない存在であり、全ての子ども・若者が、自尊感情や自己肯定感を育みながら自己を確立し、自立した個人として健やかに成長し、明るい未来を切り開いていくことが期待されています。
しかし、いじめや児童虐待、さらには最近重要視されているヤングケアラーの問題等、社会生活を円滑に営むうえで困難な環境に置かれている子ども・若者が多く存在しています。
次代を担う子ども・若者が夢や希望を持ち心身ともに健やかにたくましく成長するために「子ども・若者育成支援推進強調月間」を機に、私たち大人一人ひとりが地域の若者に関心を持ち、健やかな育成を支援しましょう。
令和6年度重点項目
(1)豊かな心をはぐくむ家庭づくり運動の推進
(2)子どもを犯罪や非行等から守るための取組の推進
(3)子どもの貧困対策の推進
(4)児童虐待防止の総合的な支援
(5)生活習慣の見直しと家庭への支援
(6)子ども・若者の社会自立支援の促進を重点項目に取組が進められています。
期間中は、重点項目を中心に様々な取り組みが進められます。また、関係機関が連携し街頭啓発や広報などを通して、子ども・若者の育成を支援しています。
悩みごと相談
青少年の抱える悩みや諸問題(非行・不良行為、不登校、いじめ、交友、就労、就学等)について青少年本人や保護者等から相談を受けています。また相談内容にによって、他の相談機関などを紹介しています。
無職少年支援活動
高等学校をやめたり、仕事をやめた少年の就労や就学の相談を専門職員(無職少年対策指導員)が行っています。
関係機関・団体との連携
青少年健全育成のために、家庭・学校・関係機関・団体との連携を図っています。また中学校および高等学校を訪問し連携を密にしています。